・近年住宅の気密が向上し、さらにエアコンや薪ストーブの普及に伴い、
住宅内の乾燥状態が著しく大きくなり、自然乾燥程度の一枚板にとってはとても悪循環で、納品後の住宅内環境が乾燥機状態となり、反りや割れ、捻じれや変形が目立つようになりました。 そこでまだ大手様を含め、全国に数台しか導入されていない最新鋭機を導入し、現在から未来の住宅に合った一枚板をご提供する事で、親の世代だけではなくお子様、そしてお孫様の代まで引き継がれる一枚板をご提供したい!こんな思いで導入に至りました。
高周波矯正プレス機の特徴
・厚み6cmの一枚板が、自然乾燥、超低温乾燥まで終えた状態で、平均約1cmから2cm反りや捻れた状態で乾燥機から出てきます。その状態でテーブルなどに切削加工すると、厚み4cmを下回る厚みになる事もあり、一枚板テーブルとしては薄過ぎて、価値が下がり、また反りやすく捻じれや割れが出やすいです。そこで矯正してから切削する事で、最大限の厚みをキープし、一枚板の価値を落とさずに仕上げる事が可能となります。
・高周波プレスは、木繊維を破壊すると言われる事がありますが、まったくの間違いで、木の中に含まれる接着成分、リグニンを柔らかくし、プレスによって木を真っ直ぐにさせ、冷める事でリグニンが固まり矯正が可能となります。
※因みに住宅の構造集成材、フローリング床材、ドアや窓枠集成材まで、すべて高周波で接着されています。
・一枚板は外側は乾きやすく、中心部分は乾き難い、このバラツキのある樹液を、高周波プレス機に通すことで、一枚板中心内の樹液水分を更に絞り落とし、含水率を一枚板全体均一にすることができ、板を反りや捻じれ難くします。
・一枚板内にいる害虫や卵は、高周波プレス60度以上の熱で駆除が可能ですので、安心してご使用いただけます。
・販売後の一枚板の反りや捻れた場合でも、高周波プレスにかければ、
真っ直ぐに修正する事が出来ますので、リペア対応が可能です。